Milan Fashion Week SS19 Past. Present. Future. All on the Runway. 過去も現在も未来も、すべてはこのランウェイに。 Milan Fashion Week SS19 Heritage meets Future. 伝統と革新のミラノ ミラノの春夏コレクション 2019 は、静かな革命のように始まった。グッチという大きな存在がパリへと移動したことで、この街は一瞬の空白を抱えた。しかしその“空白”こそが、他のブランドたちに声を高める余地を与え、結果として私たちが目にしたのは、より多様で自由なファッションの風景だったのです。 Reinterpreting Heritage 過去を纏い、未来を描く ランウェイの上で目を奪ったのは、イタリアの伝統を現代にどう生かすかという問いかけでした。刺繍やプリント、シルエットは確かにクラシック。しかしその一方で、実用性を兼ね備えたジャケット、ストリートに直結するシルエット、鮮烈なネオンやパッチワークが並び、ヘリテージが“現在形”として蘇ったのです。 これはただの懐古ではなく、「Reinterpretation=再解釈」。ミラノは過去を敬いながらも、未来へ軽やかにステップを踏んでいました。 Multigenerational Spirit 世代を超えるファッション 今回のショーを語るうえで欠かせないのが、キャスティングの多様性です。若きスーパーモデルから往年のレジェンドまで、多世代の女性たちが同じ舞台に立つ姿は、ファッションが「若さのためのもの」ではなく、ライフスタイルそのものであることを証明しました。 母から娘へ、そしてその次の世代へと続く、服を通じたストーリー。その連鎖が、ミラノのランウェイには確かに存在していたのです Street Meets Luxury 日常と夢のあいだ 会場の外では、ロゴ、ネオン、スニーカー、ウエストバッグといったアイテムが主役を張り、ラグジュアリーとストリートの境界線はますます曖昧になりました。“Luxury is no longer distant, it’s personal. ラグジュアリーは遠い憧れではなく、日常に息づくものへ。”そのことを最も鮮やかに示したのが、まさにミラノの街角でのストリートスタイルでした。 Beauty with a Twist エレガンスに宿る遊び心 ビューティーのトレンドもまた、クラシックとアヴァンギャルドの交差点にありました。70年代を思わせるボリューミーなヘア、カラフルなグラフィカル・アイライナー、ナチュラルカールやピクシーカット…。 Romantic, yet rebellious. 優雅でありながら、少し反抗的。そのムードこそが、SS19のミラノを象徴していたのです。 Milan Fashion Week SS19 は、伝統を守るだけでなく再解釈し、ストリートと融合させ、多世代に広がる“開かれたファッション”を提示しました。それはまるで、「過去・現在・未来を同時に生きる」ようなシーズン。クラシックを忘れないミラノが、最もモダンに輝いた瞬間だったのです。