Highlight of AW19 JW. ANDERSON in London 雨のロンドンで撮ったJW AndersonのAW19。ストリートスナップ歴二年目(くらい…!?)の私は、声をかける躊躇とシャッターを切る高揚を感じていたのを覚えている。 濡れた路面が光を返し、被写体たちは遊び心と知性を軽やかに行き来する。ストライプニットにショーツ、片脚だけのアニマル柄レッグウエアも個性的で面白い。 ラッカーの艶を帯びたコートやキャメルのトレンチは赤レンガに映え、一瞬で画になるのが、また楽しかったしカッコよかった。 コレクションの核はコントラスト。 ロマンティックを少し不穏に転じる視点や、動きで揺れるシルクが綺麗で、今でも記憶に残っている。シャッターを切るたびに、そこの写る全てが魅力的に見えるほど、皆それぞれのファッションを楽しんでいた。 ロンドンらしい季節/天候が、この時のJW Andersonに最も似合う背景だった。